【初級者向け】太陽光発電Q&A
初めて太陽光発電に投資をする時に通る登龍門!
- Q分譲型の発電設備を買うのと、ゼロ(土地購入等)から始めるのではどちらの方がよいですか?
- Aまず、この両者ともにメリット、デメリットがありますので下図のマトリックスでご確認ください。
メリット | デメリット | |
分譲型 (大手業者等) |
●安心感 ●丸投げできる ●手間がかからない |
●結果が不透明 ●自社でなく下請けに丸投げの可能性 ●出来上がったもので納得しなければならない |
ゼロ (土地購入等から着手) |
●着工から完工までいわゆる明朗会計 ●(設計から)施工まで責任者のFace to Faceでのコミュニケーションが可能 ●納得する形で納品される |
●(信頼できる業者と出会うまで)不安 ●手間がかかる |
分譲型=時間の節約=貴重な時間をお金で買えると思っていませんか?
【結論!】答えは買えないのです
逆にローン地獄、損害発生(不採算、不良設備)といったリスクをもはらんでいるのです。
例えば、納品後の設備が以下のような不良だと“知った”とします。
1.パネルにゴミが溜まりやすい(蓄積したゴミ、落ち葉、雪が下に落ちない) ⇒【原因】パネル設置角度が10度だった
2.設計が悪く損害保険に加入できなかった ⇒【原因】パネルの地面からの間隔が45cm以上空いていない(角度10度散見ケース)
3.夏にパネルが侵食した(歪む、湾曲変形等) ⇒【原因】各パネル間を1cm以上隙間確保しないと、高温によりパネルが伸張し湾曲してしまう。さらに、架台とのバランスが崩れ、強度が変わるため、風にあおられ倒れる危険性が高くなる
以上のようなリスクを回避したいなら、【ゼロから】のスタートをお勧めします!
- Qより電気を多く売るためのカナメは何ですか?
- A方位と角度の観点が意外と知られていないのですが、方位は真南、パネル設置角度は30度が一番いいポジションなのです。
- Q三相と単相はどちらがいいですか?
- A実は以前は、三相が安いと都市伝説がありましたが、今は同じです。
ただ、実際は、設置場所や電力会社側の環境によって事情が異なるのです。また、遠隔システム絡ませると違うのではないかとおっしゃる方もいますが、それも今は変わりません。
以前は、三相は遠隔システムの電源の100Vのコンセント(電源)をとるために、定格電灯の契約が別に必要でしたが、いまは100Vと200Vの兼用の機器が出ているため不要なのです。
ちなみに・・・、単相の方がメーカー、選択肢が豊富なので人気があります! - Q多結晶と単結晶のどちらがいいの?
- A両者を比べるならば、単結晶の方が性能はいいはずです。
しかし、肝心なのは、実際に設置する環境です。
パネルの性能よりも、設置をする環境如何によって変わるので一概にどちらが良いとは言えないのです。例えるならば、ラリーコース(整備されていない自然の道)にF1マシンを走らせても十分な力が発揮できません。
もしくは、雪道を4WDの車を走らせるのと、高級スポーツカーを走らせるのとでは、どっちがスムーズかをイメージしていただければおわかりいただけると思います。